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全て同じところから

2年以上振りのライブ

ここのところ仕事が忙しく、

去年はコーラスサポートや飛び入りで

3度ほどライブに参加させていただきましたが

メインメンバーとしては2年以上振りの、

久々にも程があるライブを昨日終えました。

当日はお店もご一緒した2バンドもすごく素敵で、

非常にいい夜ではあったんですけれども。

 

不協和音の中決行したライブ

今回ライブをすることになったそもそもの発端は

私が以前ユニットを組んでいたギターの方から

「友人のベース入れてこれからドラムも探すから、Voやってくれない」

と連絡をもらったことが始まりでした。

そこで以前から敬愛していたドラムの方にお願いしたところ

快く入っていただき、昨日のライブもそのドラムさんの口利きで実現したのですが

結果としては、残念ながら不協和音が響くものとなってしまいました。

 

「譲れなさ」について軽く考えていた

今回ご一緒したギターの方は、技術もアレンジ力にも長けていて

性格も穏やかないい方なんですが、ただ一点だけ

「自分の好きなアレンジで、自分のタイミングでギターを弾きたい」

ことが、どうしても譲れない方なんですね。

2人でアコースティックユニットをしていた時から

ちょっとその気はあったのですが、その「譲れなさ」について

その時は私と2人だけだからかな、と軽く考えていたことが

結果的に今回のバンドの雰囲気を悪くした原因になったと思います。

 

カバーのアレンジのコピー

簡単にいうと、それまで和気あいあいとスタジオに入っていたのが

ライブが決まった途端、急にそれまでの練習曲に

打ち込みを加え、1人で勝手に次々と

大幅にアレンジした音源をアップした上に

「時間がないので、この通りに覚えてきてください」

と指示を出してきたんです。

ドラムのリズムも全然違えば、インストのような

ギターのフレーズがメロディ中にも入っていて、

原曲通りに歌ったらギターと歌詞がぶつかるようなアレンジになっていて

時間のない中、ギター以外のパートは全て

与えられた音源通りに1から覚え直してトレースしなければならない事態に。

カバーのメリットである「この曲だったら、みんな知ってるから」ができない、

カバーのアレンジのコピーみたいな変なことになったわけです。

 

思えば以前から伏線はあった

こうなってしまってから振り返ると、

彼にはそういうことをしでかしそうな伏線がありました。

彼とアコースティックユニットを組んだ当時、

私は周囲で活動している知人の影響もあり

「早くライブにたくさん出たい」と、少し焦っていたように思います。

彼のギター技術が確かなのは知っていたし、

何度かスタジオに入ればすぐにまとまりそうだな、と考えたので

今回のように結構早い段階でライブの予定を入れたのですが

どうもそのあたりから、彼の態度が頑なになっていったようで。

 

「何かやりたい曲ある?」

ライブが決まった途端に、それまで練習していた曲を

その曲の雰囲気やイメージがなくなる位に

大きくアレンジされた打ち込みの音源を送ってきて

「ライブまで時間もないから、これでいこか」

と言って来まして。

それまでは「何かやりたい曲ある?」と聞かれたりしてたので、

「じゃあこれとこれを」と数曲リクエストしたら

普通はその雰囲気でやるものと思うじゃないですか。

それが劇的ビフォー何ちゃらの如く変わるので

「えー!全然違うし!」

と、大そうびっくりしたことを覚えています。

 

ライブが近づくと頑なになる

あまりにも変わり過ぎていて、私の中でそれはもう

既に「何かやりたい曲」ではなくなっていましたが、

「ダサい」とか「絶対やりたくない」という類でもなかったんですよね。

何よりもうライブの日程は決まっているし

「とにかく時間ないからこれで」

という態度は何回練習しても変わらないしで、

その時は仕方なく合わせてやっていました。

後で触れますが、私にもボーカルとしての資質を

若干欠いている部分があるので

そのせいもあって「俺がまとめなくちゃ」と

頑張ってくれたのかな、と思うようにしたりして。

結局は合わせることに疲れてしまい、

予定を入れたライブを消化したのち、ユニットは解消してしまうのですが。

^ ^ 

バンド形式なら大丈夫だろう、という読みの甘さ

だから今回声が掛かったときも、

バンド形式で複数の意見も出る中でやるのだから

彼も前回ほどワンマンにすることはないだろう、という読みがありました。

何より技術はある人だし、もともとバンドで演奏したがっていたのも知っていたので

今回は楽しく演奏できるんじゃないか、と思ったんです。

が、完全に私の読みが甘かったですね。

そのせいで、誘ったドラムさんにもイヤな思いをさせてしまいました。

Aさん、ごめんなさい。

 

もっと自由に、わがままにやる力

このドラムのAさんは、以前から私に

「もっと自由に、自分の思った通りにわがままにやりや」

と言ってくださる方で、

同じような言葉を他の方からいただくこともあり

それは本当に貴重なアドバイスで、すごく有難い反面

克服できないもどかしさから、海に沈んだような気分にもなります。

「自分の思うことを出せない」ということは、私が良いボーカルとして

活動できない理由になっている、とも思うからです。

 

「バンドのボーカル」としての資質

昨日のライブに出られていた他のバンドを見ても、

それ以外のバンドを見ても

光っているバンドは、ボーカルに指揮能力があります。

私はこれをひそかに「王様指数」とか「お姫様指数」と名付けているのですが、

自由に、いい意味でわがままにやる力。

ステージングにおいて、いい演奏を作るための指示を

その場で出して、それに従わせる能力のある人。

「えっ、そう来るの?仕方ないなぁ、いっちょ頑張るか」

とメンバーに思わせる人。

人に気を遣い過ぎるというか、遠慮してしまうところのある私には、

その資質が足りないのです。

王様指数が低いので、回せるようになるまで

いつもすごく時間がかかってしまいます。

 

認められたいのになんかやり方を間違っている

逆に、今回もその前からもワンマンに突っ走っているギターは

私の真逆というか、人の意見を一切聞かずに

自分のやりたいことをやり過ぎてしまうために

失敗してしまうのかもしれません。

自分のことをめっちゃ認めて欲しいくせに、

不器用でやり方がまずく失敗している、という意味では

私達は少し似ています。

 

「こうしたい」が明確になっていても凹む

認められたいくせにやり方が不器用で

どうも遠回りをしているのらしい、ということについては

以前このブログで書いたこととも繋がってきますが


自分の中での「こうしたい」が明確になっていて

それを克服中だったとしても、まだまだだな、とわかる場面に

ぶち当たると、やっぱりというかまあ普通に凹みますよね。

 

それでも、やります

4月はあと1回、別のバンドでライブをやらせてもらうことになっています。

そこも初対面の方が多くて、相変わらず私はヘタレなんですが

そこはとりまとめてくださっている方の人柄が良く、

メンバーの方もいい方ばかりなので

何とか頑張って、いい感じに仕上げたいと思っています。

それとはまた別の形で、

私自身も苦手を克服しつつ、少人数でできる

アコースティックの形も

もう1度探していこうと思っています。

 

帰りの電車で、いつもなら空いていても絶対に座らない

優先座席の端っこにストンと座り、ぼんやり揺られながら

「音楽も仕事も生活も全部、同じとこに繋がってるやんか」

と、小さく呟いた夜でした。

 

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追記:というか、もしかしたらこれ1番大事なことかもしれないのですが

もしギターの彼が、ハコを一杯にするほどのお客さんを持っているのなら、

何をしようがオールオッケーの話です。

そういうことですよね。