タイ・バンコク旅行記~親子でタイ旅行・3日目その2~
前回からの続きです。
フアランポン駅前で料金交渉したトゥクトゥクに乗り込み、
目的地のワットポーへ無事に到着。
降りる際、お兄ちゃんに「コップンカー」と伝えると
しょうがねえなぁ、という感じでにっこり笑ってくれました。
ワットポー入口正面と待ち構えているトゥクトゥク。
コロンとカラフルで可愛らしいのですが、乗せたいおっさん達は可愛くありません
ワットポーの入場料は1人100バーツ。
入口に入るとすぐにチケット販売所があり、
チケットにはお水1本の無料引換券がついています。
ワットポーの建造物を堪能
平日だったせいか、ワットポーは比較的空いていて
ゆっくりと美しい建造物を堪能することができました。
燃えているようにも見えるツノっぽい金の装飾が暑い国に似合っています。
職人さん必見のタイル装飾。気の遠くなるような細やかさ
優美に左手を上げて並ぶ金色の仏像。ハイタッチしたい衝動に駆られます
寺院観光では行動・服装に注意が必要
ちなみに、ワットポーをはじめとする寺院は
タイの人々にとってとても神聖な場所。
触ったり大声を出すなどのおふざけは厳禁で、
服装にも細かな規定があり
キャミソールやホットパンツ、
スキニーやダメージジーンズといった
露出が多いものや、体のラインを拾う装いは入場できなかったり
呼び止められて体に巻く用の布を渡されることがあります。
ちなみに、サンダル禁止という情報もありますが
木村親子は靴下+ビルケンとTEVAで問題なしでした。
圧巻の涅槃仏
周辺の建造物や仏像を見た後は、
ワットポー内でもひと際賑わっている
涅槃仏を見学しました。
どーん
どどーん
涅槃仏は、ワットポーに行くならぜひ見てほしいです。
アユタヤの自然に溶け込み、悠久を感じさせる白い涅槃仏もよいのですが
ワットポーのはそれを遥かに上回る大きさで、
金色に輝きながら軽い微笑みを浮かべて横たわる仏像は
その面積だけで充分に圧倒されます。
そして横顔よりも、見上げたアングルの方がイケメンでした。
本堂内の仏像参拝でキマる
涅槃仏を見た後はさすがに何を見ても驚かないだろう、と思っていたのですが
本堂内の仏像を見忘れていることに気づき、
ぐるっと回ってワットポーの中心にある本堂へ。
内と外、二重に囲まれている回廊をくぐり抜け、
靴を脱いで暗がりの中へ入っていくと
そこには、静かに座るワットポーのご本尊が安置されていました。
私の拙い写真の腕ではわかりにくいのですが
ここに辿り着くまでに、さんざん大小さまざまな仏像を見てきたにもかかわらず
本堂内の仏像に漂うオーラはまさに「別格」。
やったことがないのでわからないけど
「マイルドな薬物がキマると、きっとこんな気分なのでは」
と思うほど。
気がつくと私も娘も自然に膝が折れ、
不器用にタイ式の3度礼拝をしていました。
ワットポーには猫がいっぱい
アユタヤ遺跡内にはあらゆるところで野良犬を見かけましたが、
ワットポー内ではなぜか猫の姿を多く見かけました。
ブロンズ像の横に寝そべるぶち猫
日本の猫よりもシュッとした感じ
暑いようで、上手に日陰を満喫してます。
渡し舟に乗ってワットアルンへ
ワットポーのあるエリアには、
エメラルド寺院が有名なワットプラケオと
渡し舟に乗って行くワットアルンの、計3か所に寺院があります。
今回現金に余裕がなかった私たちは、
入場料が500THBもするワットプラケオは泣く泣く諦め、
ワットアルンから出ているチャオプラヤエキスプレスに乗るべく
渡し舟を利用するため船着き場へと向かいました。
船着き場周辺には、屋台や怪しげな佇まいのお土産売り場がひしめいていて
映画「スワロウテイル」的なアジアぽさが堪能できます。
細い通路の両側に並んだ売店を見ながら、渡し舟を待つ人の列
人の熱気と、屋台のスパイスやフルーツの香りに包まれつつ
舟に乗る人の列へ並びます。
屋台でスティック状にカットされたマンゴーを買うのも忘れません。
ちなみに、渡し舟の利用料は1人4バーツ。
「もうタダでいいじゃん」
と思いますが、たくさんの人が利用するので
安くても貴重な財源なのでしょう。
チャオプラヤ川の真ん中で時が止まる
ワットアルンのみどころはそんなに多くはなく、
お腹もすいてきたのでチャオプラヤエキスプレスのボートに乗って
BTSサパンタクシン駅まで戻ります。
ボートから見える景色。すべてがゆっくりと動いている
打ち寄せる波と暖かな風が心地よい
ボートでゆっくりとチャオプラヤ川を渡っている途中、
なぜかはわかりませんが
急にすべての時が止まったような感覚に襲われました。
それはとても不思議な感覚で、
1秒が1分か
それ以上にも感じるような
何ともいえない心地よい気分で
今振り返ると、仏像とアジアの喧騒に
歩いた後の軽い疲れとボートの振動、
暖かな風を受けて川から見る景色など
すべての経験が脳内で絵の具のように混ざり合い
得られた感覚だったような気がします。
3日目その3へ続きます。
kimuram.hateblo.jp
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