40代女ひとり旅~台湾・台北~2日目その3:九份

前回からの続きです。

 

今回の台北ひとり旅の目的でもあり

千と千尋の神隠し」を彷彿とさせる場所として

日本統治時代に作られた建物も多く残るといわれる九份

 

台北からバスで1時間以上離れていますが、

 忠孝復興駅の側から出ている金瓜石行きのバスに乗れば

乗り継ぎなしで行けます。

Easyカードがあれば、小銭の心配もすることなく

ストレスフリーで、初めてでも楽に訪れることができました。

 

 

賑やかな九份で草餅を食べる

f:id:hanaykr:20180619173918j:plain

九份のバス停から見える景色

 

九份はかつて金の鉱山として栄えた山あいにある町で、

屋台が続く通り以外の場所も見晴らしが良いです。

 

屋台通りは活気と臭豆腐八角の香りと人で溢れており

平日の昼下がりとは思えない賑やかさでした。

 

f:id:hanaykr:20180619174816j:plain

九份の紹介でよく使われているアングル

 

屋台がひしめく細い通りを人の流れに任せて歩いていると、

更に人だかりができているお店が目に入ります。

 

f:id:hanaykr:20180619175309j:plain

ものすごく人気の草餅屋さん

 

 

f:id:hanaykr:20180619175404j:plain

買ってみました

 

後で聞いたところによると、ここは

「阿蘭草仔粿」という九份でも老舗のお餅屋さんで

現地の人にもここの大福は人気があるのだそうです。

 

写真のお餅はほんのりと小豆の甘味を感じる

素朴な味の草餅で、

ようやく少し余裕のできたお腹へ

これはすんなりと美味しくおさまりました。

しかし、ホテルに帰ってから

もう1つ買っておいた別の種類の餅を食べたところ

中にぎっしりと干しエビが入っていました。

「惣菜パン」ならぬ「惣菜大福」とでもいうのでしょうか。

決して不味くはないのですが、

優しい甘さの大福を予想して食べると

心の底からびっくりするので

注意が必要です。

 

道に迷って見つけたもう1つの九份

夜市や永康街と同様、

九份もわくわく屋台が目白押しです。

 

f:id:hanaykr:20180619182143j:plain

わくわくするお茶屋さん

 

f:id:hanaykr:20180619182355j:plain

わくわくスイーツ

 

f:id:hanaykr:20180619182437j:plain

「八仙果」のお店。ドライフルーツかと思い試食したら攻撃的な龍角散の味がしました

 

f:id:hanaykr:20180619182734j:plain

興味本位で買った黒糖茶と仙草ゼリー入りタピオカミルク。

美味しかったけどお腹タプタプになりましたね

 

f:id:hanaykr:20180619183117j:plain

目抜き通りを外れると、急に人が少なくなります

 

夢中になって買い物したり、写真を撮ったりしているうちに

気がつくと軽く道を外れてしまったようで

ふと見渡すと、そこには本来忘れられているはずだった

古い鉱山町のひっそりとした景観が姿を現していました。

 

f:id:hanaykr:20180619183512j:plain

石造りの苔むした家屋

 

f:id:hanaykr:20180619183759j:plain

古い「禅」の看板と鮮やかなピンクのゴミ袋との対比に見入ってしまう

 

 

f:id:hanaykr:20180619184621j:plain

右奥に見えるのが屋台街エリア。遠くまで来てしまってます

 

f:id:hanaykr:20180619185128j:plain

山際に伸びる、別世界へと誘われそうな階段

 

f:id:hanaykr:20180619185529j:plain

階段を登った先に佇んでいた小ぶりな廃屋

 

f:id:hanaykr:20180619185732j:plain

「お前何しとんや」といった顔で見ている猫

 

これも後で知ったことですが、九份の近くには

「十三層遺跡」と呼ばれる立入禁止の遺跡があるそうで

軍艦島のような景観が廃墟マニアの方に人気なんだとか。

 

私も廃墟好きとまではいきませんが、九份メイン通りの喧騒よりも

こちらの静かな雰囲気の方が、ずっと強く心に残りました。

 

このまま日没まで過ごして、

ライトアップされた九份を観てみたい気持ちもありつつ

帰りの混雑が凄いとも聞いていたため、

元来た道を引き返し、台北行きのバスに乗ることに。

 

さすがに疲れを感じますが、台湾の夜はまだ終わりません。

カメラの入った重いリュックを背負い直し、

台北でもっとも有名な夜市、志林夜市を見に行くことにしました。

 

2日目その4へ続きます

 

kimuram.hateblo.jp