40代女ひとり旅~台湾・台北~2日目その1:龍山寺
前回からの続きです。
若い頃は苦手だった早起きが苦もなくできるようになったのは
いつ頃からだったでしょうか。
前日の緊張と興奮にも関わらず、6時過ぎには目覚めました。
台湾と日本との時差は約1時間。
5時過ぎに起床したことになります。
意地汚く部屋のエアコンをガンガンに効かせたせいで
寒かったのかもしれません。
朝食ブッフェと元気なお年寄り
2日目は、唯一24時間台湾にいられる日。
40代半ばの運動不足気味な女性が
動ける限界まで挑戦しようと、
早朝から静かな決意を胸にしながら
朝食ブッフェを食べるためにフロント横の食堂まで降りていくと
私よりも、もっと早起きが得意なのらしい
70~80代とおぼしき方々で既に賑わっていました。
Chairman Hotelの朝食ブッフェ。四角いだし巻きのような物は蒸しパンで
ひき肉などを挟み、セルフ肉まんにして食べます。
Chairman Hotelは日本人の口コミが多いせいか、
私が滞在していたときもほぼ日本人旅行者で占められており
ご年配の方も多く見かけました。
このホテルに限らず、台湾自体が
他の国と比べると現地のお年寄りにパワーがあって
もっと年を取ってから行っても充分楽しめる国、という印象です。
というわけで、2日目最初の観光は
台湾中のパワーと元気なお年寄りが集まる
神聖さと猥雑さが共存する龍山寺エリア
龍山寺駅から徒歩3分程度の場所にあり
平日でも多くの参拝客が訪れる観光名所の1つです。
龍山寺入口。この奥に数十体もの神々が祀られています
ちなみに、龍山寺駅の出口を出るとすぐに
現地のお年寄りが公園の植え込みに腰掛けて
札束を片手に、囲碁のような将棋のような
ギャンブルに興じているようすが
あちこちで繰り広げられており、
早朝とは思えないスリルを感じられます。
龍山寺の中には、縁結びの神様をはじめ
商売繁盛や子宝、学問、出世など
数10体もの神様が祀られており、
自分の好きな神様をピックアップして参拝できます。
事前に美の女神がいると聞き、どこやどこやと
必死で探している私の後ろで
いかにも純朴そうな日本人男子学生2人が
「コミュニケーションの神様は?コミュニケーションの神様はどこ?」
と私以上に必死になって探していたのが、とても微笑ましかったです。
絶対に食べて欲しい胡椒餅
実は、龍山寺に来たのはもう1つ大きな目的があって
駅から龍山寺の反対方向に少し歩いた裏通りにある
暗い細道に浮かぶ看板
平日の開店直後だったせいか、並ばず買うことができました
アツアツの揚げたてが1つ45元。1台湾元3.6円換算で
およそ160円くらいです。
中にはお肉とネギがたっぷり。胡椒もたっぷり効いてます
ギャンブル中のご老人に混じって
公園で食べた揚げたての胡椒餅は
それはそれは美味しかったです。
美の女神様へ参拝したご利益への道が
うっすら遠ざかるのを感じつつ完食しました。
次は若者が集まるおしゃれエリア、永康街へと移動します。
2日目その2へ続きます。