40代女ひとり旅~台湾・台北~2日目その2:永康街
前回からの続きです。
地下鉄で台北へ戻り、淡水信義線に乗り換えて
東門駅で降ります。
※書き忘れましたが、台北では地下鉄がとても便利です。
空港に着いたら、SIMカードを買うついでに
EASYカードというチャージ式のカードもゲットしておくことを
おすすめします。
ひとり旅のデメリット
永康街は、原宿とか代官山とか
大阪でいうと南船場とか堀江みたいな立ち位置の
いわゆるおしゃれ系繁華街で、マンゴーかき氷店や雑貨、カフェなど
全力で財布の紐を緩めにかかるお店がひしめいており
鼎泰豊の本店もここにあります。
「これぞ台湾」なB級グルメ三昧、といきたいところだったのですが
朝食ブッフェと胡椒餅で、私のお腹は既にキンキンです。
ひとり旅でなかったら、胡椒餅もかき氷もシェアできるのに
胃袋は1つしかありません。
自由で気楽なひとり旅で唯一のデメリットを悔しく思いながら、
珍しいお土産を物色するため、パッと目についた雑貨屋さんに
ふらりと入ってみることにしました。
気さくな台湾人Part2
永康街通りの中ほどにある「小虎カフェ」
小虎カフェは木造の外観がほっこりする小さなお店で、
店内には作家さんのポストカードやポーチなどが並び
レジではコーヒーや紅茶のテイクアウトもできるのですが
ここで私は、ある作家さんのポストカードにロックオンされてしまいます。
ロックオンされたポストカード
この「台湾恐怖美食」シリーズは何種類もあって
どれを買おうかと10分くらい立ち尽くして迷う私に
オーナーさんは売りつけようとすることもなく、
時々質問すると驚くほど流暢な英語で答えてくださる以外は
「グロかわいいハガキに見入る40代半ばの中年女性」という
おっぱいのUFOキャッチャーにハマったときと同じくらい
不審なオーラを出していたであろう私を
終始優しく見守ってくれていました。
ようやくポストカード数枚と
コーヒーバッグ(ティーバッグのコーヒーバージョン)に決め、
せっかくなのでテイクアウトで紅茶も頼み
「ありがとう」とお店を出ようとすると
オーナーさんに「待って、待って」と呼び止められます。
「今淹れた紅茶はとても熱いから、歩きながら飲んだら
あなたが火傷するんじゃないかと心配です。
狭いけど、ここで座って飲んでいきなさい」
と言って、椅子をすすめてくれるのです。
おしゃれエリアでハガキを数枚買っただけで
こんなに優しくされるとは思わず
「あなたのハートに火傷しそうです」と心の中で思いながら
ゆっくりと美味しく紅茶をいただき、
何度もお礼を伝えてお店を後にしました。
さて、この時点で時刻は13時過ぎ。
永康街は最終日にリベンジすることにして、
本日のメインイベントである九份行きのバスに乗るため
忠孝復興駅へと向かいます。
2日目その3へ続きます。